3 強風では理論的に
2018.08.14
3 風の強い日は理論的なライズアップが必要です。少し僕なりのコツを書いてみます。
ルスツの山頂は比較的強い風が入っているのですが、山頂の地形のおかげで風が強くても地面に広げたキャノピーが風で流されずにライズアップが出来るのですが、キャノピーが45度くらい上がったあたりからキャノピーに斜面上昇風が強く入ってくるのでパイロットが一度浮いてしまい、失敗しやすいことが有ります。
そんな強い風が入っているときに失敗しないコツは、キャノピーが上がりはじめたらすぐにキャノピーの方に走り出して、キャノピーの前進速度を遅くし、離陸速度にならないようにします。風の強さによっては、広げたキャノピーのあたりまで走りこんでブレークコードを引き込み、キャノピーをホールドします。
風が強いのに立ち止まったままでライズアップをすると、斜面からくる風速に加えてキャノピーの前進速度がプラスされて離陸速度を超えてしまいパイロットが浮いてしまうわけですから、キャノピーの方へ走り出すことで離陸速度以下になる引き算になるのです。
それでも浮いてしまうような風の時は、危険ですから飛ばないでくださいね。
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